一般歯科予防歯科
予防歯科PEVENT
治療から予防へ
一度失った歯や歯周病で溶けた顎の骨は元には戻らないため、最近では歯が悪くならないように予防していく事が重要になってきました。生涯にわたりご自分の歯で噛むことが出来るようにするにはご家庭での丁寧なブラッシング(歯みがき)そして歯科医院での定期的な検診を受けることが重要です。定期健診で予防を12才まで続けると90%の人が虫歯0本です。15年以上続けると平均に比べ70才で10本も多く歯が残ります。定期健診に行かない理由に「痛くなければ行く必要がない」「費用がかかる」などがあげられますが、定期的に歯科を受診し、健診や掃除をすることは予防や早期の発見につながり、トータルでは掛かる医療費の節約にもなります。
通院1日・最短1時間の治療でセラミックの自然な白い歯を
エアフロー・マスターによる予防歯科
当クリニックではEMS社のエアフロー プロフィラキシス マスターを導入し
GBTに準じた歯面を傷つけないパウダークリーニングを行っています
GBT(Guided Biofilm Therapy)とは、従来の歯周病治療や歯面清掃とは異なる、新しい「歯周病治療・メンテナンス」のシステムです。
歯科先進国のスウェーデンで生まれた、より効果的で、より身体に優しい虫歯予防、歯周病治療を追求しています。
当クリニックでは、スイスEMS社製の最新の機器「エアフロー プロフィラキシス マスター」を使用し、バイオフィルムやステイン、歯石の除去などを行っています。この「エアフロー プロフィラキシスマスター」は、世界で唯一GBTが可能なエアフローです。
●GBT(Guided Biofilm Therapy)とは
従来の虫歯や歯周病の予防、メンテナンスは歯石の除去を重視し、「超音波器具による歯石除去」や「PMTCによるクリーニング」をメインに行っていました。しかしこの方法は器具が歯の表面や被せ物、インプラントなどに触れ、多かれ少なかれ傷を付けます。その後、この歯の傷を無くすために全体を均(なら)す(削る)ことになります。
一方、GBTはバイオフィルムの除去に着目したシステムです。バイオフィルムとは、粘性のある細菌が作り出す膜のことで、虫歯や歯周病の原因となります。
バイオフィルムは、ネバネバした膜のような状態になっていて歯の表面に付着し、簡単には剥がれないため、歯石や歯垢を守る「バリア」の役割を果たしています。そのバリアをしっかり除去してから歯石等にアプローチしていかなければ効果的に歯石を除去する事はできません。
GBTはこうしたバイオフィルムをエアフローによって除去し、歯牙、歯肉などの歯周組織に対する歯垢(プラーク)の侵襲性を抑えて虫歯や歯周病を防ぎ、お口のなかを健康に保ちます。
GBTでは研磨剤を使用せず、機械を使用して特殊なパウダーを吹き付けてバイオフィルムを除去します。そのためスケーリングやルートプルーニングなど、従来の歯石除去のように歯ぐきや歯にダメージを与えることがなく、痛みもほとんどありません。入れ歯やインプラントの方、審美や矯正歯科治療中の方など、さまざまな治療ケースにも対応が可能で、またお子さんの虫歯予防にも効果的です。
GBTは特殊な症例を除き、すべての患者様に対して安全で確実な歯周病治療が可能となる、歯に優しい治療法といえます。
●エアフロープロフィラキシスマスターの特徴
パウダーの粒子が小さい
従来のパウダーの約1/4(14㎛)の小さな粒子を使用します。歯や歯肉、被せ物に対して従来のどの清掃機器よりも痛みなく、はるかに低侵襲でクリーニングできます。また、歯の間、奥歯の溝、歯周ポケット内部といった細かい部分にもパウダーが入り込み、従来の器具、機械が入らない細部でも効果的にクリーニングすることができます。
水の温度が調節できる
水の温度を変えられるので、知覚過敏のある方でも安心して処置を受けられます。
主成分がエリスリトール
エリスリトールは安心の水溶性で、さらに溶けるまでの間、細菌繁殖の抑制効果があります。
●GBTの流れ
評価と感染予防
歯ぐきの状態の確認
●まずは洗口液で洗口します。
●歯・歯肉・歯周組織を評価します。
●インプラントとインプラント周囲組織を評価します。
染出し
バイオフィルムの可視化
●染出し液で染出しされたバイオフィルムと問題のある部位を患者さんに説明します。
●染色がバイオフィルム除去の目安になります。
●バイオフィルムが除去されると、歯石の検出が容易になります。
情報提供
予防の重要性と口腔衛生の説明
●予防の重要性を説明します。
●口腔衛生について患者を指導します。
●個々の患者さんに合わせた清掃器具を推奨します。
歯肉縁上・縁下のエアフローMAX
バイオフィルム、ステイン、早期歯石を除去
●天然歯、修復物、インプラントには、エアフローを使用します。
●14μmのエアフローパウダープラスを用いて歯肉縁上、最深4mmまでの縁下のバイオフィルムを除去します。
●エアフローパウダーレモンを使用して、エナメル質上に残っているステインを除去します。
歯肉縁下のペリオフロー
4㎜から9㎜までの歯周ポケットがある場合のバイオフィルムを除去
●天然歯の深いポケット内、根分岐部やインプラント周囲粘膜炎には、エアフローパウダープラスを使用します。
●ポケットの深さがわかる目盛り付きのペリオフローノズルを使用します。
スマートピエゾンとPSチップ
残った歯石の除去
●歯肉縁上と縁下10mmまでには、低侵襲のピエゾンチップPSを用います。
●10㎜以上のポケットにはミニキュレットを用います。
●縁下3mmまでのインプラント補綴周囲や修復物には、ピエゾンチップPIを使用します。
指差し確認
最終確認
●バイオフィルムの取り残しがないかどうか最終確認をします。
●う蝕の有無を正確に歯科医師が診断します。
●歯面にフッ素を塗剤して保護します。
新たなリコール予約
次回予約
●リスク分析に従い、リコール時期を計画する
●患者さんに治療の評価をしてもらう
●GBTによるメンテナンス料金(自由診療)
GBTパウダーメンテナンス ¥12,100(税込)
歯垢、歯石、着色除去、フッ素塗布を含めたおススメの保険外予防プラン
※ペリオフローチップ使用時、別途¥1.100(税込)
当クリニックの定期検診
お口の中のチェック
検査項目虫歯の発生の有無・歯周組織(歯茎等)の検査・歯列状態検査など。
プラーク(歯垢)除去
歯垢とは歯の表面に付着する白く柔らかい沈着物で、いわゆる細菌の固まりで専門的には" プラーク"と言います。 虫歯や歯周病はこの歯垢の感染症です。当クリニックの定期健診では特に通常の歯ブラシではなかなか届きにくい歯と歯の間のプラークを重点的に取り除きます。
スケーリング(歯石)除去
歯石は細菌の塊ですのでそのまま放置すると歯周病やむし歯、口臭などの原因になります。歯垢は歯ブラシで落とせますが、歯石は落とすことができません。歯科医院で除去する必要があります。この歯石のことを専門的には"スケーリング"と言います。
歯磨き指導・歯に良い習慣の指導など
「磨いている」と「磨けている」とは異なります。自己流で磨いていても、すみずみまで磨けていることはほとんどないのが現状です。
当クリニックでは磨き残しに対し的確な歯ブラシができるようにトレーニングします。また現在の食生活などの習慣を伺い、改善点等がある場合はアドバイスさせていただきます。