補綴(ほてつ)治療CERAMIC
補綴(ほてつ)治療とは
保険治療の場合、被せ物や詰め物は金属を使用するのがほとんどです。そのため、大きく笑うと銀歯や差し歯が目立ち、審美的に美しくありません。セラミック治療はこのような被せ物や詰めものに生体親和性が高く、審美性、機能性、耐久性に優れたセラミック材を使用し修復する治療です。金属アレルギーの方にも安心して修復処置ができます。
当クリニックで行う審美歯科治療とは患者様の肉体的及び精神的健康の回復と維持を目的としています。ただ単に見た目の美しさを整え、白い歯を入れれば良いということではありません。きちんとした診療・治療の延長上に審美・美容というものがあると考えています。
セレックによるセラミック治療ESTHETIC CEREC
セレック治療とは
通院1日・最短1時間の治療でセラミックの自然な白い歯を
「目立つ銀歯をどうにかしたい…」「治療したいが銀歯は入れたくない…」こうした美容意識の高い現代のニーズに応えるべくドイツで生まれたCERECは、全世界で18,000台の納入実績を誇り、今やグローバルスタンダードとして世界中の歯科医が採用している先進のセラミック審美治療です。その信頼性はこれまでに行われた数多くの臨床実験や世界1,000万以上の症例など20年に渡る実績が物語っています。
セレックシステムは歯の治療において、天然歯に限りなく近い審美的な色・質感を持つセラミックブロックを使用し、高精度3Dコンピュータでチェアサイドにて設計・加工。最短わずか1時間での治療も可能にしました。
さらに最新のセレックでは、従来のセレック3Dから刷新したCERECバイオジェネリックにより、自然の原理に従って歯を自動的に復元するため、患者様の既存の歯の形態・反対側の歯の形状に合わせ完璧な咬合面をデザインすることが可能になりました。また審美性も大変高く出来上がった歯は自然の歯と見分けがつかない程です。
セレックの特徴
より天然歯に近づいた、審美的質感
さまざまな歯の色に対応し、隣接歯に良く馴染むセラミックプロックは審美性に大変優れ、咬み心地や舌触りなど質感も天然歯に近い自然な感触です。
安心・安全、カラダにやさしいオールセラミック
金属アレルギーの心配がない、生体親和性の高いセラミックは、変色や摩耗といった心配も不要で安心・安全、身体にやさしい素材です。完成した修復物は最先端の接着方法により10年間で90%以上の残存率を実現する、優れた耐久性を誇ります。
通院1日・最短1時間での治療も可能
詰め物や被せ物をその場で設計・加工、仮歯不要で衛生的な最新システム治療です。症例により異なりますが、通院1日・最短1時間での治療も可能です。技工所に出さないから実現出来る品質と価格です。
コンピューターによる精度の高い修復物
最新のコンピューターシステムは、従来の手作業に比べて大幅に時間短縮を実現。常に安定した、高品質・高精度の修復物を提供することが可能になりました。
セレック施術の手順
STEP1 スキャン(型取り)
歯を削った後3D光学カメラで口腔内を撮影
治療する歯の患部を削った後、従来の型取りをする際の不快感を味わうことなく、先進の3D光学カメラを使用して患部を撮影(スキャン)するだけ。わずか数秒これだけの作業で患部の歯列が目の前のモニター上に再現されます。
※症例によっては従来の型取りを必要とする場合がございます。
STEP2 修復物設計
モニターの3D画面上で修復物を設計
モニター上であらゆる角度から、咬み合う部分の盛り上がりや形を微調整し理想的な形にしていきます。設計後、ご用意してあるさまざまな 色のセラミックブロックから、最も適した色のブロックを選びます。
STEP3 修復物製作
ミリングマシンが設計データをもとに加工
ミリングマシンと呼ばれる機械が、コンピュータで設計されたデータをもとにセラミックブロックを削り出し、チェアサイドでみるみるうちに 精度に優れた修復物を加工・作製していきます。
STEP4 焼成炉(スピードファイア)
修復物の仕上げ加工
セラミックは焼くことにより、硬度が上がる性質があります。セレック・スピードファイアはジルコニアを高速で焼成することが出来る器械で、加熱加工することで、これまで難しかった高品質で高強度なグラスセラミックやジルコニアの即日提供が可能となりました。
STEP5 口腔内セット
口腔内へセットして治療完了
10年間で90%以上の残存率を実現する最先端の接着方法を用いて、削り出されたセラミック歯を口腔内へセットします。これですべての治療が完了となります。
セレックを用いた精密なセラミック治療は健康保険で用いる銀歯、プラスチックと比較して長持ちします。またセラミックは審美性・即日性はもちろんですが、虫歯の原因となるプラークが付着しにくく、最新の接着技術でよく歯と接着できるので、健康保険のものより虫歯になりにくく、2次虫歯への予防にもつながります。現状、セレックで一番患者さんが選ばれるのは高強度グラスセラミック(e.max)です。強度、透明感に優れ、臼歯、前歯と幅広く用いています。e.maxについてご興味のある方はお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。
セレックQ&A
- どんな症状でもセレック治療は可能ですか?
- 一般的な詰め物・被せ物といった治療はもちろんのこと、前歯に貼り付けるラミネートベニア治療も可能です。歯を削る量を抑えて 審美的な仕上がりを得られます。虫歯の大きさや咬み合わせの関係など、お口の中の状態により適切な治療法を検討しますので、詳しくは医院スタッフまでご相談ください。
- なぜセラミックが良いのですか?
- レジン(プラスチック素材)による修復治療と比べて、着色や変色、摩耗といった心配がありません。金属修復治療と比べてプラークがつきにくく、金属アレルギーの心配もありません。また、セレックで使用するセラミックは工場で規格生産していますので、気泡などが混入することもなく、全世界共通で常に品質が安定しています。天然歯に最も近い素材として、世界中のドクターから評価されています。
- 保険診療は可能ですか?
- セレック治療は保険外診療となりますが、セレック治療によるさまざまなメリットは、コストに見合った治療効果をもたらすものと自信を持っておすすめします。
- 本当に通院1日・1時間で治療が可能ですか?
- 虫歯の大きさ・歯茎・神経などの症状により、他の治療を優先して行う必要がある場合には、当日のセレック治療ができないことがあります。また、セレック治療が複雑で複数にわたる場合や、特殊な色付け加工が必要な場合には、1時間以内の治療ができないこともあります。まずは、カウンセリングにて担当医にご相談下さい。
歯の土台の材料
かなり進行した虫歯の治療等で歯をほとんど削ってしまい、被せ物(クラウン)に必要な歯の量が残っていないような場合、人工の土台(コア)が必要となります。
土台は歯の基礎の部分で、金属(メタル)を使用した保険適用の土台もありますが、金属の土台は硬いため、歯がしなることができず、横から強い力を受けた場合歯根が折れてしまうことがあります。また歯茎の色が黒ずんできてしまう場合もあります。
当クリニックでは自費治療による土台(コア)の種類も取り揃えておりますので、患者様のご要望があれば、より最適な治療が可能となります。
ファイバーコアFIBER CORE※自費
天然歯と同じ位の硬さで、弾力性のあるグラスファイバーを使用した土台のため、歯根を破折から守ってくれます。また、金属アレルギーの心配もなく、光が透過するので、オールセラミックスと組み合わせて使用することにより透明感のある、より天然歯に近い色調をい再現します。
メタルコアMETAL CORE※保険適用
金属を使用した土台です。噛める機能は変わりませんが、横から強い力を受けた時、金属の土台は、硬く強いため、歯がしなることができず、歯根が折れてしまうことがあります。また歯茎の色が黒ずんだりすることもあります。
近年の歯科医療の発達とともに、歯科材料は日々新しいものが開発され、世の中に出てきております。当クリニックでは、これら新しい歯科材料の公開された臨床データや使用実績等の情報を収集し、患者様にとって本当によいものを選別して取り入れるようにしています。
上記の歯科材料以外にも取り扱っている歯科材料は多数ございますので、ご希望の材料等がございましたらお気軽にスタッフまでお問い合わせ下さい 。